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2022年スギ花粉飛散予測
2022年のスギ花粉は「平年並み」
富山県森林研究所は、11月下旬に県内11カ所で行ったスギ雄花の着花量調査の結果を踏まえて、今年のスギ花粉飛散量の予測を発表しています。それによると今年のスギ花粉飛散量は平野部で1cm2当たり約3,100個程度と平均値の3133個の同程度で、令和3年(2,728個 / cm2)の110%の飛散量となります。
スギ花粉の飛散量は雄花が着花し始める夏の天候に強く影響を受け、気温が高く降水量の少ない年ほど多く着花する傾向があります。中でも日照時間との関係が深いとされています。令和3年は、7・8月の平均日照時間は181.6時間で、平年(178.8時間)並みとなったことから、雄花の着花も平年並みとなったと考えられます。
スギ花粉の飛散量は一年おきに豊凶を繰り返す傾向があります。一昨年、昨年と続けて少ない飛散数でありましたが、ここ数年徐々に花粉量は増加傾向にあることより、平年並みの飛散量予想に落ち着いたようです。
2022年スギ花粉飛散開始日
2022年スギ花粉飛散開始日はやや遅い
花粉飛散開始日は、ダーラム法(またはロータリー法)で1平方センチメートルあたりの花粉数が2日連続して1個以上となった初日です。飛散開始は1月からの気温に大きく左右されます。1月からの積算温度がある温度に達すると開花し、飛散が開始されます。このため、1月と2月の気温が低ければ開花は遅れ、気温が高ければ早まります。
富山森林研究所によると過去平均の2月25日ごろの飛散開始予測でしたが、気温が低めに推移していることから開始日が遅れることを発表しています。3月初めになるものと思われます。

砺波市スギ花粉飛散状況
当院屋上に設置してありますダーラム式花粉測定器による1平方センチあたりの花粉飛散数を、随時お知らせいたします。
- 平成20年は、3月4日に本格飛散が開始し、3月14日前後をピークに、合計1,649個のスギ花粉が測定されました。
- 平成21年は、2月12日に本格飛散が開始し、3月18日~20日をピークに、合計5,060個のスギ花粉が測定されました。
- 平成22年は、2月14日に本格飛散が開始し、3月12日あたりがピーク。合計676個のスギ花粉が測定されました。
- 平成23年は、3月5日に本格飛散が開始し、4月7日あたりがピーク。合計9,810個のスギ花粉が測定されました。
- 平成24年は、3月7日に本格飛散が開始し、3月29日の667個をピークに、合計3,388個のスギ花粉が測定されました。
- 平成25年は、3月5日に本格飛散が開始し、3月12日~17日をピークに、合計8,213個のスギ花粉が測定されました。
リアルタイム花粉測定機器(ポールンロボ)について

今年もウェザーニュース社の花粉プロジェクトに参加し、リアルタイム花粉測定機器(ポールンロボ)を設置しました。パソコンやスマホ、タブレット端末などで1時間ごとの測定データを見ることができます。当院のポールンロボへはこちらからどうぞ。
また、ウェザーニュース社の花粉ch.から県内各地・全国各地の情報を見ることもできます。
環境省花粉観測システム(愛称:はなこさん)
リアルタイムな花粉飛散状況を地図と表・グラフで見る事ができます。花粉飛散データは、観測地点から自動送信されており、毎時35分ごろに更新されています。富山県では、富山県庁舎と森林研究所が観測地点です。
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